6月17日 錦、水神本島
6月17日は錦へ行ってきました。いつもの岡本旅館さんにお世話になった。
早朝集まったのは12人。
今日は米島のまわり。波が高くなければ米島の沖向きに行きたいなと思っていたが、米島に行きたいと予約していた3人組が米島本島へ、4人が前の島、2人が米島ハナレに上がり、人がいっぱいだったので東磯へ。
米島のまわりで東磯に行くのは初めてだったので同乗する方々に聞きながら、常連さん1人とともに水神本島へ上がることにした。
ポイントも把握していないので常連さんにあれやこれや教えてもらった。感謝の念を述べて僕は水神本島の中央沖向きのワンド近くに釣り座を設定。常連さんは西の沖向きで釣る様子。
始めはボイルオキアミオンリーで撒き餌を開始、パラパラまいていくと潮はほとんど動いていない様子。そして撒いているうちに魚影は見えないものの表面がざわつく。エサ取りだろう。
竿1本沖、0号ウキ固定3ヒロ完全フカセから初めてみる。
ウキが消し込むが上がってくるのはサバ子。そのあともサバ子がひたすら続く。
これはまずいと思い、ポイントを左右に振ったり、沖に振ったりしてみるもののサバ子ばかり。大きめのフグまで釣れてくる。いよいよまずい。。。
思い切ってウキ1.5号に重めの仕掛けでサバの層を切り抜ける方針にしてみる。だがこれもダメ。どこにいってもサバ、サバ、サバ。スルスルで底付近を狙おうとするもやはりサバ
ポイントを替えないとダメだと思い釣座を東に移動してみる。手のひらサイズのグレが1枚だけ釣れた。だが、そのあとはまたサバサバサバ。つらい
場を休めようとパンをむしゃむしゃしながら、一緒に水神本島に上がった常連さんの様子を見る。
「どうですか」
「あかん。全然。サバ子がいなくなったと思ったら次はベラや。」
「厳しいですね」
常連さんのサバ子がいなくなったとの言葉を信じ、ワンド近くの元の釣座に戻ってみる。潮は少し動いている。期待を膨らませ竿2本沖をBウキ3.5ヒロガン玉G6を3段打ちで挑む。遠投するためボイルオンリーではなく、グレパワーボイル遠投を混ぜてみた。
手のひらサイズのグレ1枚、そのあとはちょくちょくサバ。サシエはとられるのでエサ取りが暗躍しているのだろう。
納竿まであと1時間。半ば諦めモードになりながら、ハエ根の際を攻めてみる。撒き餌を撒くとオセンと思われる小魚が群れる。
潮は左から右に動いているようなので、右に仕掛けを入れてスルスルで仕掛けをある程度沈めてから手前に引き戻す。ウキが沈んだのですかさず合わせるが、素バリをひく。
次はハリを呑ませるぐらいの気持ちで、ウキが沈んでも我慢してみる。スッとは沈まず、比較的ゆっくりと沈んでいき浮いてこなくなった。合わせると竿に重みが乗る。根掛かりかとも思ったが、泳いでいるようだ。
ハエ根の際なのですばやく浮かせることを意識。32cmのグレが上がってきた。満足のサイズとはいえないが、磯際でハラハラしながらグレのツッコミに耐えるのはなかなか楽しかった。
その後、35cmほどのアイゴを追加して納竿。11時35分頃お迎えがきて、一緒に本島に上がっていた常連さんは通しとのことで水神3番に磯変わり。情報を教えてもらったお返しの気持ちも込めて常連さんの荷物を受け渡し、仕事を終えた気分になった。
他の釣り場はというと、米の前の島は4人で上がってイサギ1枚だけ、ハナレは40cm台のグレが2枚上がっていた。
結局32cmのグレが1枚だけだったが、楽しかった。前回釣行時に同じ磯に上がったお兄さんの「釣れなくたって、磯に上がって潮風を感じるだけで十分だと思ってますよ」の言葉を思い出して、釣果は十分ではなくても落ち込まないことにしよう。
今回の反省点は、磯際にチャレンジするタイミングが遅かったことだろうか。前回エサ取りに苦しめられて、エサ取りを磯際に、本命を沖に分離するというイメージが強すぎて初めから沖ばかり狙っていた。磯際は良いポイントのはずだし、はじめ磯際を攻めて、エサ取りでどうしようもない時には沖に出てみるという方針がいいのかもしれない。
今回も表層にエサ取りはいたが、仕掛けがなじむ前にかすめ取られるといったふうではなかった。オキアミの匂いがグレのタナに届いていると信じるのもありかもしれない。
今回初めてシーガーリアルFXをハリスに使ってみた。謳い文句どおり、かなりしなやかな印象。製品には記載がないが、3号で結節強度4.35kgとまずまず。しなやかだと耐摩耗性が心配になるかとも思っているが、今回の釣行ではハリス切れはなし。参考にならないかもしれないが、32cmのグレはしっかりハリを呑まれていたが、多少傷がついた程度だった。しなやかだと仕掛けの馴染みがよさそうだし、結節強度も確保できそうなのでしばらく使ってみよう。