10月8日 錦、黒崎
10月8日錦へ。
太平洋に低気圧があり前日、前々日は波が高かったようだが収まることを期待してみた。
しかし現実は厳しい。
波が高いにも関わらず17人ほどのお客さんが来ている。米の磯割りだったので米の裏につけて何人か上がっていった。僕はというと水神2番かコウスケかに上がれたらいいなと思っていたが、波が高いうえに低気圧で海面がかなり上がっているらしい。結局磯割りの違う黒崎に上がった。
黒崎 西側の南向き
はじめは東側にある高場で釣ることにする。コッパグレはたくさん。時々イスズミが上がってくるが良い反応はない。そのうち潮が少し引いてきて取り込みが厳しくなってきたので、西側の西向きに釣り座を構えた。
ここも変わらずコッパグレばかり。強烈な引きが来たがアイゴだった。波が高くサラシにウキと道糸がさらわれ、仕掛けの操作もうまくいかない。遠投してみてもやっぱりコッパグレしかこない。
最後に悔いのないようにと西側の沖向きに釣り座を構えたが状況は変わらない。25cm程度までのグレばかり。サラシの中もダメ、遠投もダメ。
結局良いグレには出会えず納竿となった。
釣果はイマイチではあったが、今回の目標は意識することができた。
目標というのも、前回やり取りがなかなかうまくいかずバラシを連発しているということについてよく考えたところ、竿を左右に倒すことで上手くやり取りができないかとの結論に至った。ここのところ竿をのされないようにということばかりを意識して竿の角度は保てていたのだが、いつも竿が真上を向いていて左右に倒せていないことに気づいた。バカの一つ覚えのように、毎回毎回竿を上に向けていた。これではダメなんじゃないかと。
根の場所と魚の向いている方向、そして取り込みたい場所を意識しながらやり取りをする、魚を誘導することが必要だと感じ、今回はその点を意識してみることにした。
簡単なコッパグレでも、無理やり真上に引き上げるのではなくて、左右に泳がせるようにして取り込む。自分の取り込みたい場所に誘導しながら取り込む。コッパグレばかりだと萎えてくるが、やり取りの練習には多少役立つ気がする。
次の日に望みをかけ眠りについた。
10月1日 錦、蛇島
10月1日錦へ。
双子の磯割りで、比較的波も穏やかだったので双子や木生に行こうと思っていたが、お客さんが多く何となく東磯に行くことにした。乗越に上がろうと思っていたが、船頭さんから「蛇島上げようか?」と提案され蛇島に上がることにした。
蛇島 沖向き
今回は仕掛けの投入時に少し引き戻して仕掛けを真っ直ぐにすること、それから半遊動仕掛けを使ってみることを意識することにした。
半遊動は普段全くといっていいほど使わず、固定仕掛けか全遊動のどちらかしか使わない。しかし、前回釣行時に同行した方から教わった、エサが取られなければタナを深くしていくという方法は半遊動の方が実現しやすいと思い試してみることにした。
半遊動はシモリ玉を使うもの、固定仕掛けや全遊動にするのが面倒くさいというイメージから敬遠していたのだが、なるほど結びというウキ止めの結び方を知りこれなら半遊動もありかもと思い始めたのだった。
前回蛇島に行ったときにバラシたポイントで釣ることにする。釣り始めは撒き餌をまかず刺し餌だけ投入してみる。撒き餌していないのに刺し餌は取られ、コッパグレが釣れてくる。強い引きが来たと思ったらイズスミだ。40cm弱のイズスミの引きはかなり強くて楽しめたが、魚影が見えた時のがっかり感はある。
一度いい引きに出会ったがバラシてしまった。コッパグレの下には良型のグレがいると信じてしばらく同じ場所で釣り続けるも状況は変わらない。大量のコッパグレを釣り上げ、このポイントは厳しいと感じ東側に移動することにした。
東側は少し様相が異なりコッパグレは少なく今度はアイゴが釣れてきた。アイゴが釣れてくる。仕掛けが立ちすぎているのかと思い完全フカセにしてみたり、ガン玉を少なくしてみたりするが、今度はコッパグレが釣れ始め、やはりコッパグレだらけに。コッパグレの下には....!と期待するも一投ごとにコッパグレが釣れ、撒き餌が明らかに効いていない場所でもコッパグレが釣れるとなると辛くなってきた。
結局コッパグレ大量、バラシ一回で納竿となった。
目標は結構意識できていたと思う。ウキ止めのなるほど結びにも感動した。軽い仕掛けを使うグレ釣りに特化した素晴らしい結び方だ。半遊動に加えて、仕掛けが馴染んだらウキが沈むように調整してもおもしろそう。
前回釣行時に魚を掛けた時に竿がのされている状態になったことがあったので、その点も反省してアワセの時にいいポジションに持っていけるよう前もって道糸を水面に浮かべるようにした。デカめのイズスミを掛けた時にも常に良い角度で竿を保てたと思う。
このところ釣果がイマイチだ。30cm以上のグレをしばらく釣っていない。かけてもよくバラシている。
今回のバラシは磯際の根に突っ込まれてハリス切れだった。リールを巻こうにも重くて巻けず、そこから潜られた感じ。竿は良い角度で保てたと思うが、まだまだやり取りは慣れていない。基本的にはポンピングしない方がよいと思っているのだが、今回のやりとりでは相手が走っていない時にもとにかく重くて巻けなかったのでポンピングしてもよいのかもと思った。どうしようも無い時にはポンピングを試してみよう。
バラシを経験するうちにいつかとれるようになると信じて頑張る。
9月10日 錦、高の島西
前日に引き続き錦。
ともに宿泊した常連さんと一緒に高の島の西に上がることになった。
沖には左から順に米、双子、木生が並ぶ
西を見ると根がきつい
ワンドになっているところは比較的浅いようだ
普段は全遊動の仕掛けばかり使っているが、前日常連さんに色々教わったこともあって、気分新たに固定式完全フカセから開始してみる。
コッパグレはぽつぽつ釣れてくる。潮は西向きに流れていて結構速い。ひとつ東側に上がったカゴ釣り師のウキが目の前を通り過ぎていく。
足元から攻めてだんだん沖にしていくが、流れが速くなかなか難しい。ウキを3Bにして重ための仕掛けでやってみるも反応はなし。
磯際に戻ってやってみるが、今度は根掛かり頻発。西向きの流れにのって根に吸い込まれてしまう。
辛抱してやっていると30cmほどのグレがかかったが、水面に姿を見せてから再度突っ込まれ針ハズレ。悔しい。
常連さんも今日は潮が難しいと言っていた。といいつつもちゃっかり25cmほどではあるがグレをキープしている。「気合です」との一言。
今回の反省点はガン玉使いだろうか。潮が速いのならハリスに段打ちすることを試してみてもよかった気がする。以前はハリスにG6の3段打ちをよくやっていたが、最近は打つにしてもハリスの真ん中に打つだけでになっていた。もっと色々ためそう。
久々の1泊2日の釣行で楽しかった。釣果は芳しくなくても夏~秋は経験を積むことを大事にしたい。
9月9日 錦、米 前の島
9月9日錦へ。
いつもの岡本さんに電話したら9月9日、10日と土日ともに休みらしい。
そこで、かねてよりボイルオンリー釣法が盛んとうわさの眞精さんに初めて行ってみることにした。
駐車場からすでに猫がたくさんいる。癒やしだ。
今日は常連さんと二人だけらしい。ミーティングののち米の前の島に上がらせてもらうことになった。
前の島
前の島沖向き 2つの出っ張りのところは根がある
常連さんに教えてもらったポイントを狙ってみると、コッパグレがちょくちょく釣れる。そのうちにエサ取りが増えてきて処理が厄介になってきた。
深いところにも広範囲にエサ取りがいるようで撒き餌で分離しようとしてもうまくいかない。何のエサ取りかわからないが、常連さんはタカベじゃないかと言っていた。
少しポイントをずらして狙ってみる。根の際に放り込んでいると、半ヒロか1ヒロぐらいの浅いところでウキが消しこんだ。
上がってきたのはイスズミ。
イスズミ 40cm弱
なかなかいい引きだったが、姿をみるとがっかりした。
その後も根の際を集中的に狙っていると、またも強烈な引き。しかし磯際に突っ込まれて針ハズレ。
今度は竿先を海面に向けて道糸を張り気味で流しているとアタリがきた。アワセたがアワセた時には竿がすでにのされていてそのままハリス切れ。
結局釣れたのはイスズミとコッパグレばかりだった。
2回のバラシはともに強烈に引いたので悔しかった。たぶんアワセた時点で竿がのされているような状況に持ち込むべきではなかったのだろう。道糸を張り気味にするのはいいが、海面に漂わせる道糸はある程度の長さを確保したほうがよいのではないかと思った。そうすれば竿の弾力を活かす角度に持ち込めるはず。
本当は1日だけ釣りをして帰るつもりだったのだが、常連さんにも誘われ急遽1泊することに。常連さんに色々と教えてもらう機会は貴重なのでとてもうれしい。
明日もがんばろうと思いながら眠りについた。
8月26日 錦、木生の西
8月26日は錦へ。
沖磯に行きたいと思い木生の西へ上がった。
木生の西 西の先端をのぞむ
はじめはこの写真をとった立ち位置のあたりに釣り座を構えた。
磯際には根があって、磯際から竿1本程度のところを狙っていくと、コッパグレは釣れてくる。少し沖を狙うと小さいイズスミやイサギが釣れてきた。イサギは30cm程度まででそこまで大きくはない。強めの締め込みがやってきたが、上がってきたのは40cmのアイゴ。
満潮に近づくにつれ徐々に波に足元を洗われるようになってきたため、西の先端に釣り座を移動することに。西の先端は足場の高いところがあり、波はほとんどかぶらずに釣りを続けることができた。
ただ、釣果は芳しくはない。グレは大きくても25cm程度、イサギはちょくちょくくるが、やはり小さい。
今回は前回の反省を活かし納竿までフカセに集中。釣果は満足とはいえないが、反省を活かすことがたぶん大事だと思う。グレのシーズン本番に向けて練習していく。
磯靴ソール交換、次の釣行は2人かも
磯靴が最近滑りやすくなっている気がしていた。見るとスパイクはすり減っているし、フェルトも随分薄くなっている。
僕の磯靴はダイワのベリピタロックシステムなので替えのソールを購入した。
しかし、磯靴のサイズを忘れてしまった。普段履く靴よりも窮屈であったが、セール品で謎に安かったため釣られて購入したのは覚えているが、サイズがはっきりしていない。そしてサイズの表記はかすれて読めなくなっている。
サイズ違うかもと思いつつ、Mサイズを購入した。不安ではあったがサイズは合致していた。どうも、磯靴のサイズは25.5cmか25.0cmらしい。次のときにはこの記事を見て思い出せばよい。
ソールの交換には、磯靴本体に付属している工具が推奨されているが、当然のように紛失しているので汎用のペンチで代用してみた。交換自体は上手く行ったはず。次回の釣行で確認しよう。
磯釣りに安全意識は不可欠だ。例え釣れなかったとしても必ず安全に帰宅する。これだけは続けていきたい。
話は変わるが、次の釣行は錦へ2人で行くかもしれない。普段は一人で行っており、寂しさを感じていたところ、とあるメンバー募集サイトでメンバー募集をかけたら同行していただける御仁が現れた。嬉しい。
夜勤の関係で朝から半日しかいけないのは悔やまれるが、次もがんばろう。
8月11日 錦、黒崎本島 半夜
台風が去り錦への欲望が高まった。
波が多少あるとのことで蛇島は無理、乗越はすでに上がっている人がいて、船頭さんは「あがれんことはないけど」とのことだった。黒崎を提案され、黒崎に向かう。
黒崎本島 沖向き
初めは本島の東側の高場で釣っていたが、だんだんと東風が強くなり、高場だと道糸のコントロールが難しくなったので竿が水面に届く程度まで降りてみた。
全遊動で道糸とハリスの結び目にG2ガンダマ、G2ウキですすめる。グレは手のひらサイズが釣れるがサイズアップせず。
強烈な締め込みがあったが、姿を表したのは40cm超のサンノジ。やりとりは楽しいが見えた瞬間ガッカリ
そのあとはアタリが遠のき、当て潮になってきたため、フカセを中断して少し離れた場所でぶっこみ釣りを始めた。フナムシやジンガサなどをエサにしてみるがアタリはなし。そのうちに波が高くなってきた。
波は何回かに1回とんでもないのがやってくるもの、おそらくそれだったのだろう。バッカンが波にさわられてしまった。あれ?ピトンに掛けてなかったっけ?と思いながら被害を確認。こんな時に限って離岸流でバッカンはどんどん沖に流れていく。バッカンと撒き餌杓は流されたが、竿やタモは無事のようだ。げんなりしながら、荷物を片付け安全なところに避難。
そのあともぶっこみ釣りを続けるもアタリなく納竿となった。
バッカンと撒き餌杓を水葬したうえで釣果はサンノジと木っ端グレのみ。辛い釣行となった。双子では41cmの尾長も釣れていたらしい。ますます辛い(*_*)
以下は僕自身の反省のために書いています。
今回の釣行は反省すべき点があった。一つはバッカンをピトンに掛けていなかったこと。普段はバッカンの取っ手をピトンに掛けているのだが、釣り座を移動したときにかけ忘れたようだ。かけていたらかけていたで、ピトンごと竿もバッカンも全て失ったかもしれないが、やはりバッカンはピトンにかけておくべきだろう。
もう一つは釣り座を離れたこと。水面が穏やかな時はともかく、波があるときは釣り座を離れるのは危険だと思った。今回など、釣り座を設定する時に地面の乾いているところ、つまり波がかぶりにくいところを選んだつもりだったのにやられた。波恐るべし。
最大の反省点はフカセに集中していないこと。フカセを中断してぶっこみ釣りを始めるというのは良くない気がする。二兎を追う者は一兎をも得ずだ。フカセ釣りを上達させるならフカセ釣りに集中すべきだった。日本海でエサ取りに揉まれてぶっこみ釣りをするようになったが、今回はエサ取りも少なかったし、フカセに一途にならないと釣果も上がらない気がする。これからは錦ではぶっこみ釣りの道具を持ち込まず、本気でフカセ釣りをしよう。
辛い釣行ではあったが、気持ちを改めるいい機会になった。サンノジもよく引いたし笑
バッカンと撒き餌杓はまた買わないと。撒き餌杓はそもそも尻手ロープをつける部分が壊れていたので買い替え時期だったが、バッカンは先月買ったばかりだったので、ちょっと悔しい。とはいってもバッカンは1回の釣行費に比べれば安いもの。竿やリール、体が無事でよかったということにしておく。
錦は最近半夜で行っているがたまには朝から行ってみようか。