8月11日 錦、黒崎本島 半夜
台風が去り錦への欲望が高まった。
波が多少あるとのことで蛇島は無理、乗越はすでに上がっている人がいて、船頭さんは「あがれんことはないけど」とのことだった。黒崎を提案され、黒崎に向かう。
黒崎本島 沖向き
初めは本島の東側の高場で釣っていたが、だんだんと東風が強くなり、高場だと道糸のコントロールが難しくなったので竿が水面に届く程度まで降りてみた。
全遊動で道糸とハリスの結び目にG2ガンダマ、G2ウキですすめる。グレは手のひらサイズが釣れるがサイズアップせず。
強烈な締め込みがあったが、姿を表したのは40cm超のサンノジ。やりとりは楽しいが見えた瞬間ガッカリ
そのあとはアタリが遠のき、当て潮になってきたため、フカセを中断して少し離れた場所でぶっこみ釣りを始めた。フナムシやジンガサなどをエサにしてみるがアタリはなし。そのうちに波が高くなってきた。
波は何回かに1回とんでもないのがやってくるもの、おそらくそれだったのだろう。バッカンが波にさわられてしまった。あれ?ピトンに掛けてなかったっけ?と思いながら被害を確認。こんな時に限って離岸流でバッカンはどんどん沖に流れていく。バッカンと撒き餌杓は流されたが、竿やタモは無事のようだ。げんなりしながら、荷物を片付け安全なところに避難。
そのあともぶっこみ釣りを続けるもアタリなく納竿となった。
バッカンと撒き餌杓を水葬したうえで釣果はサンノジと木っ端グレのみ。辛い釣行となった。双子では41cmの尾長も釣れていたらしい。ますます辛い(*_*)
以下は僕自身の反省のために書いています。
今回の釣行は反省すべき点があった。一つはバッカンをピトンに掛けていなかったこと。普段はバッカンの取っ手をピトンに掛けているのだが、釣り座を移動したときにかけ忘れたようだ。かけていたらかけていたで、ピトンごと竿もバッカンも全て失ったかもしれないが、やはりバッカンはピトンにかけておくべきだろう。
もう一つは釣り座を離れたこと。水面が穏やかな時はともかく、波があるときは釣り座を離れるのは危険だと思った。今回など、釣り座を設定する時に地面の乾いているところ、つまり波がかぶりにくいところを選んだつもりだったのにやられた。波恐るべし。
最大の反省点はフカセに集中していないこと。フカセを中断してぶっこみ釣りを始めるというのは良くない気がする。二兎を追う者は一兎をも得ずだ。フカセ釣りを上達させるならフカセ釣りに集中すべきだった。日本海でエサ取りに揉まれてぶっこみ釣りをするようになったが、今回はエサ取りも少なかったし、フカセに一途にならないと釣果も上がらない気がする。これからは錦ではぶっこみ釣りの道具を持ち込まず、本気でフカセ釣りをしよう。
辛い釣行ではあったが、気持ちを改めるいい機会になった。サンノジもよく引いたし笑
バッカンと撒き餌杓はまた買わないと。撒き餌杓はそもそも尻手ロープをつける部分が壊れていたので買い替え時期だったが、バッカンは先月買ったばかりだったので、ちょっと悔しい。とはいってもバッカンは1回の釣行費に比べれば安いもの。竿やリール、体が無事でよかったということにしておく。
錦は最近半夜で行っているがたまには朝から行ってみようか。