三重県大紀町錦の磯釣り

三重県大紀町錦の磯でグレ、石鯛を狙います

1月14日 錦、双子の東

前日奈良県洞川温泉にいきつつ紀伊長島の道の駅で車中泊して錦へ。

 

この日は木生双子の磯割り。

はじめは乗越や蛇島など東磯に行こうと思っていたが、渡船屋さんで最近乗越はボラが大量発生しているようで、いけそうなら蛇島に行こうかと考えていた。海に出てみると波はほとんどなく、カツオだけでなく小ガツオにまで上がっている。

双子の西に着けたところで残ったのは僕と常連さん二人の合計3人。聞いてみると常連さんは二人で蛇島に上がるとのこと。ボラが頭をよぎり、これは沖磯に行った方がいいと思い、双子の東にあがることにした。

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双子の東 船着き

 

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双子の東 東向き

 

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双子の東 ワンド 左にボウグイが見える

 

双子に上がるのは初めてだ。船着はサラシがなく静かな場所になっていて、右には張り出した根がサラシを作り、左はワンドからサラシが出ている。サラシを直接攻めるのはどうも苦手なので船着で始めることにした。

今回も例のごとく釣りはじめて30分ほどは撒き餌なしでサシエのみで勝負する。だがエサは取られず30分間終了。東に向けて流れる潮に撒き餌を乗せて、3ヒロ半からはじめて深くしていく。撒き餌に反応したのか4ヒロで手のひらサイズのグレが釣れてきた。

段々と風が強くなってきた。西から風が吹いてきたり、突然北東の風に変わったりと複雑な風が吹く。どうも双子島の地形のせいか北西からの風が回り込んできているらしい。太陽の光がちょうど釣座の目の前に来て、風で毛羽立った水面に乱反射してウキが全く見えない。突風が強まったこともあり、写真2枚目の東に場所を移動することにした。

 

潮はなかなかの早さで東に流れている。どんどん流れていくのでこれは東向きに仕掛けを流していく方がいいと判断。撒き餌は沖向きに撒き、仕掛けは東向きに。写真3枚目のワンドが左手に見えているのだが、そのワンドからのサラシが沖に向かって伸び、東に流れる潮とぶつかっている。これはいいかもしれない。

 

仕掛けを流していくことから、ハリをあわせちゃダメジナに変更。流す時には早アワセは難しいし、向こうアワセを狙う。

アタリがなく4ヒロ半まで深くすると、竿5本ほど流したところでウキが少し沈んだ。アタリかと思って待ったが、浮いてきた。乗らなかったのだろうかと思いつつ仕掛けを張って誘いをかけてみると竿に重みが乗った。抵抗なく近くまで寄せてきたところで強い引きがやってくる。糸は出さず竿と体で抑えながら、弱まったところでゴリ巻き。何度かそれを繰り返しようやくグレの姿が見えた。39cmのグレだった。

 

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グレ39cm 写真を撮るタイミングを失ったため、許可をもらった上で渡船屋さんのホームページから拝借

 

久々にいい型だ。思えばこの半年間で1番良い。

 

時合かもしれないと思い、同じタナで何度か仕掛けを流してみる。が、アタリはなし。さらに深くしてみようかと思い、ウキ止め糸を移動させようとしたところ、ウキ止め糸が見当たらない。よくよく探してみるとタナ2ヒロ半程度のところにウキ止め糸が移動していた。おそらく先程のグレとのやりとりの間に竿のガイドに擦れてウキ止め糸が移動したのだろう。盲点だった。

気を取り直してタナを調整するも、手のひらサイズのイズスミが上がってきただけであとはアタリなし。納竿となった。

 

今回は仕掛けの張り、誘いを少し意識してみた。仕掛けを回収する時にも一度仕掛けを張って一旦聞いてみてから回収するようにしてみた。今回グレは合計3枚釣れたが、2枚は回収前の仕掛けの張りで当たってきた。試したことが釣果につながった。

反省点としてはやり取りの間にウキ止め糸が移動したことに気づかなかった点。これは良型をかけた後に少し注意するだけで防げる。せっかくの時合を逃すことにもなりかねないので気をつけていきたい。

40cmには届かなかったものの、いいサイズのグレだった。双子の東は東向きの潮がいいのかもしれない。

今回も楽しい釣行だった。