7月1日 錦、米島の裏 半夜
7月1日錦に行ってきました。
半夜を経験したかったので初めての半夜釣りにしてみました。
京都7時半出発で大内山ICに9時半頃着。岡本旅館に11時までに来てくれとのことだったので余裕のある旅路だった。
今日の島割りは高ノ島のまわり。この島割りはなぜか今まであたることがなく、今回が初めてだった。なのでどこに上がればいいのかよくわからない。しかもなかなかの波だ。船上でタマがヒュンヒュンしている。
僕以外の3人は黒崎に上がった。船頭さんにどこに上がればいいか尋ねてみると、米の裏を提案され、米の裏に上がる方針に。しかし実際に見に行ってみると米の裏にはすでに他の渡船屋が上げていた。今日は米のまわりではないので仕方ない。
「米の裏はもう乗っとるわ」
「わかりました。高ノ島は危ないですか」
「う~ん、じゃ高ノ島乗るか~?」
というわけで高ノ島の東へ。一旦上がってから船頭に声をかけられる。
「米の裏今空いたよ!米の裏いくか?」
船頭さんに提案されたら行く以外の選択肢はない。もう一度船に戻って米の裏へ向かった。
米の裏 高ノ島を望む
米の裏はこのような感じで他の磯とは違って護岸になっている。足場が安定していてしかも高さがあるので安心。安定した釣座は釣りに集中できる。
米の裏は前にも一度来たことがある。その時は45cmのグレ(これまでの最長記録)を上げたので印象に残っている。
今日は全遊動で通したい気分だったので、はじめから全遊動で開始。G2のウキに潮受けゴムだけつけてノーガンで始めてみる。
オキアミを撒くとキンギョがわらわら寄ってくる。以前米島に上がったときにはキンギョの対処がわからず困り果てたが今回は違うぞ、と意気込みエサ取りの分離をしてみる。追い風なのでボイルオキアミオンリーでもある程度分離できそうだ。
ウキが消しこみ、合わせるとかなりの重み。強めに締めておいたドラグが鳴る。これはデカそうと思い心高まる。何度か突っ込まれるがなんとか浮かせられた。魚影を見てがっかり。
やあサンちゃん。玉枠が45cmなので45cm近くある。君はお呼びでなかったよ。
でも良い引きで楽しかった。
第一精工のカーボン玉枠の使用感はとくに違和感はなかった。
そのあとは、20cmほどのサンバソウが1枚、コッパグレ多数といった感じ。本命はダメだった。
後半はひたすらエサをとられ続けた。糸ふけにも変化が出ないので仕掛けが馴染む前にエサを取られているのだろうか。エサ取りの分離を考えると、ボイルオンリーでは撒き餌がばらけてしまうのでグレパワーボイル遠投を混ぜてまとまりをよくしてみる。しかしいくらエサ取りを分離しようとしてもやはりエサをとられる。修行不足か...
ただ困ったときの配合エサを用意しておくのは重要だと思った。
今日は他の磯もコッパグレが湧いて調子が悪かったらしい。サンノジの引きを楽しめただけでもよしとしよう。次もがんばろう。
玉枠 新調
2~3年ほど使っていた磯玉の枠が変形してきたので新調してみた。これまで使っていたのは安物のステンレス(たぶん)玉枠。まわりの磯釣り師に叱られそうなぐらいの安物(笑)
ちゃんと魚はとりこめるが、さすがに変形してきたので玉枠だけでも新調してみる。フィッシングトライで物色しているとカーボンの玉枠を見つけた。ダイワの速攻ステンも視野には入れていたが、最終的に第一精工のカーボン玉枠カプラー付を購入した。
この玉枠の売りはカプラー付でワンタッチで玉の柄に装着できるということらしい。普通装着する時には玉の柄をクルクル回すことになるがそれが必要ない。正直僕はこの機能を必要としていないが、カーボン製というのが気になった。あと値段。速攻ステンの半額以下だった。
値段には理由がある。たぶん速攻ステンよりは耐久性とか使い勝手が悪いのだろうとは想像している。でもカーボン玉枠は珍しいし使ってみないとわからない。何より僕はカーボンが好きだ。実際に使ってみて判断しよう。使用感は次回釣行時に。
6月17日 錦、水神本島
6月17日は錦へ行ってきました。いつもの岡本旅館さんにお世話になった。
早朝集まったのは12人。
今日は米島のまわり。波が高くなければ米島の沖向きに行きたいなと思っていたが、米島に行きたいと予約していた3人組が米島本島へ、4人が前の島、2人が米島ハナレに上がり、人がいっぱいだったので東磯へ。
米島のまわりで東磯に行くのは初めてだったので同乗する方々に聞きながら、常連さん1人とともに水神本島へ上がることにした。
ポイントも把握していないので常連さんにあれやこれや教えてもらった。感謝の念を述べて僕は水神本島の中央沖向きのワンド近くに釣り座を設定。常連さんは西の沖向きで釣る様子。
始めはボイルオキアミオンリーで撒き餌を開始、パラパラまいていくと潮はほとんど動いていない様子。そして撒いているうちに魚影は見えないものの表面がざわつく。エサ取りだろう。
竿1本沖、0号ウキ固定3ヒロ完全フカセから初めてみる。
ウキが消し込むが上がってくるのはサバ子。そのあともサバ子がひたすら続く。
これはまずいと思い、ポイントを左右に振ったり、沖に振ったりしてみるもののサバ子ばかり。大きめのフグまで釣れてくる。いよいよまずい。。。
思い切ってウキ1.5号に重めの仕掛けでサバの層を切り抜ける方針にしてみる。だがこれもダメ。どこにいってもサバ、サバ、サバ。スルスルで底付近を狙おうとするもやはりサバ
ポイントを替えないとダメだと思い釣座を東に移動してみる。手のひらサイズのグレが1枚だけ釣れた。だが、そのあとはまたサバサバサバ。つらい
場を休めようとパンをむしゃむしゃしながら、一緒に水神本島に上がった常連さんの様子を見る。
「どうですか」
「あかん。全然。サバ子がいなくなったと思ったら次はベラや。」
「厳しいですね」
常連さんのサバ子がいなくなったとの言葉を信じ、ワンド近くの元の釣座に戻ってみる。潮は少し動いている。期待を膨らませ竿2本沖をBウキ3.5ヒロガン玉G6を3段打ちで挑む。遠投するためボイルオンリーではなく、グレパワーボイル遠投を混ぜてみた。
手のひらサイズのグレ1枚、そのあとはちょくちょくサバ。サシエはとられるのでエサ取りが暗躍しているのだろう。
納竿まであと1時間。半ば諦めモードになりながら、ハエ根の際を攻めてみる。撒き餌を撒くとオセンと思われる小魚が群れる。
潮は左から右に動いているようなので、右に仕掛けを入れてスルスルで仕掛けをある程度沈めてから手前に引き戻す。ウキが沈んだのですかさず合わせるが、素バリをひく。
次はハリを呑ませるぐらいの気持ちで、ウキが沈んでも我慢してみる。スッとは沈まず、比較的ゆっくりと沈んでいき浮いてこなくなった。合わせると竿に重みが乗る。根掛かりかとも思ったが、泳いでいるようだ。
ハエ根の際なのですばやく浮かせることを意識。32cmのグレが上がってきた。満足のサイズとはいえないが、磯際でハラハラしながらグレのツッコミに耐えるのはなかなか楽しかった。
その後、35cmほどのアイゴを追加して納竿。11時35分頃お迎えがきて、一緒に本島に上がっていた常連さんは通しとのことで水神3番に磯変わり。情報を教えてもらったお返しの気持ちも込めて常連さんの荷物を受け渡し、仕事を終えた気分になった。
他の釣り場はというと、米の前の島は4人で上がってイサギ1枚だけ、ハナレは40cm台のグレが2枚上がっていた。
結局32cmのグレが1枚だけだったが、楽しかった。前回釣行時に同じ磯に上がったお兄さんの「釣れなくたって、磯に上がって潮風を感じるだけで十分だと思ってますよ」の言葉を思い出して、釣果は十分ではなくても落ち込まないことにしよう。
今回の反省点は、磯際にチャレンジするタイミングが遅かったことだろうか。前回エサ取りに苦しめられて、エサ取りを磯際に、本命を沖に分離するというイメージが強すぎて初めから沖ばかり狙っていた。磯際は良いポイントのはずだし、はじめ磯際を攻めて、エサ取りでどうしようもない時には沖に出てみるという方針がいいのかもしれない。
今回も表層にエサ取りはいたが、仕掛けがなじむ前にかすめ取られるといったふうではなかった。オキアミの匂いがグレのタナに届いていると信じるのもありかもしれない。
今回初めてシーガーリアルFXをハリスに使ってみた。謳い文句どおり、かなりしなやかな印象。製品には記載がないが、3号で結節強度4.35kgとまずまず。しなやかだと耐摩耗性が心配になるかとも思っているが、今回の釣行ではハリス切れはなし。参考にならないかもしれないが、32cmのグレはしっかりハリを呑まれていたが、多少傷がついた程度だった。しなやかだと仕掛けの馴染みがよさそうだし、結節強度も確保できそうなのでしばらく使ってみよう。