三重県大紀町錦の磯釣り

三重県大紀町錦の磯でグレ、石鯛を狙います

2月10日 錦、カツオ

低気圧が近づいているようで、昼以降は雨波が出てくるらしい。前日に電話すると昼上がりになりそうとのことだったが、その次の日は磯には行けなさそうだし錦に行くことにした。

 

この日は木生、双子の磯割り。波が出てくるならワラウチにでも行こうかと思っていたところ、常連さんに話しかけられた。

 

「たしか前にいいの釣ってたよね。ここはよく来るの?」

「まあまあ来てます。まだ1年くらいですけど」

「僕カツオに行くんだけど、一緒にどう?若い人に一緒にきてもらうと安心だからさ」

「行きます!」

 

というわけで思いもかけずカツオに行くことになった。カツオに上がってみたいとは思っていたが、波かぶりが怖いし、だいたい常連さんが上がっているのでこれまで上がったことがなかった。常連さんと上がるなら安心だ。

その常連さんは基本的にカツオにしか上がらないとのことでもう100回以上カツオに上がっているとのことだった。すごい。

 

海に出てみると今のところ波はほとんどない。カツオにもすんなりと上がれた。

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鰹平瀬 カツオ 地方向き。右に小ガツオを望む

 

常連さんに教えてもらいながら釣りの準備を始める。どこにチャランボをさして荷物をかけると安心だとか、どこを波がかぶるかなどは経験のある人に教えてもらうのが1番だ。

沖向きは根がきついようで釣りにならなさそう。常連さんに教えてもらいながら地方向きで始めてみる。ただ、北からの風が強く、地方向きも少し釣りづらそうだ。

 

いつも通り初めの30分間は撒き餌なしで勝負する。潮は地方からの当て潮。エサが取られる様子はない。底で根魚のようなものをかけたが針ハズレ。

撒き餌を開始してみるが、逆風+当て潮でかなり難しい。左手の磯を越えてくる波でできたサラシにのせて撒き餌をのせてみるなど工夫をしてみるがやはり難しい。隣の常連さんもアタリはないようで、観察しているとあっちこっち釣座を移動している。僕も釣座を移動してみることにした。

f:id:ksdestr0n:20180211222954j:plainカツオ 西の沖向き

 

西の沖向きに釣り座を移動する。水中をみると、右手は根というよりもかなりの浅場になっているようで右手は釣りにくそうだが、正面は張り出した根の際から深くなっていそう。取り込みはかなり難しそうだが、良いポイントではありそうだ。

根の際から攻めることにして、3ヒロから始めてタナを深くしていく。やはり根の際は深くなっているようで意外と根掛かりしにくい。

5ヒロにしたところでウキが急発進。かなりの重みで根に走っていくが、走りが止まったところでゴリ巻きするとすんなりと浮いてきてくれる。油断したところでまた走り出して、竿がのされそうになるが、のされる寸前で止まってくれた。張り出した根の上まで引きずりだしていたので何とかセーフ。魚の向いている方向を意識しながらやり取りして、見えた魚影はシマシマした魚。グレではないが、これは...

 

f:id:ksdestr0n:20180211222944j:plain石鯛 45cm

 

石鯛が釣れてしまった。しかも針はすっかり呑み込まれていて、3号ハリスはボロボロ。奇跡的だ。

尾びれはサメにでも千切られたのだろうか、顔の割にはちんちくりんになっている。尾びれが短いおかげで、針が呑まれた上物仕掛けでも釣り上げられたのだろう。

 

グレが釣れる前に石鯛が釣れる層まで到達してしまうということはグレはイマイチなのかもしれないと思いつつ、釣りを続ける。

磯際はアタリがなく、少し沖を狙ってみる。潮はそれほど早くはないが、西向きに流れていく。遠めに流していってもアタリはなし。隣の常連さんはカワハギを一枚釣り上げているが、どうもイマイチのよう。

 

再度地方向きに釣り座を構えてみる。潮は左手の磯際からは右(東)向きに流れ、右手から来た左(西)向きの流れと合流して最終的に西向きに流れていっているよう。左手の磯際に撒き餌を撒いて、いくつかポイントを変えて狙ってみるが、カワハギのようなエサ取りはあってもグレの姿は見えないまま納竿となった。

 

8人の釣り人がいたが、グレは31cmが1枚で、他はイガミが釣れたぐらいで今日はどこの磯も調子が良くないようだった。

今回は初めてカツオに上がれたのが嬉しかった。グレの姿は拝めなかったが、常連さんも釣れていなかったし潮がよくなかったのだろう。機会があればまた上がりたい。