4月14日 錦、蛇島
週末に予定があったり、悪天候だったりしてしばらくあいてしまった。
さあ錦へ。
今日は木生双子のまわり。低気圧が迫っており、昼以降は波風が出てくるとのことで、昼に撤収になるかもしれない。双子など沖磯は危ないかもとのことだったこともあり、東磯へ向かう。
大潮だが5時頃に満潮で、あとは下げてくるため蛇島に上がることができた。もうひとりの方も蛇島に上がり合計2人。その方は上礁するやいなや西の足場のいいところに陣取った。東の方は足場がやや低くて波に洗われるので避けたかったが仕方ない。荷物は船着において、東の足場にしっかりとピトンを打ち込んで準備を始める。
開始30分のサシエオンリータイムは全遊動で色々探ってみるが何も反応なし。
撒き餌を開始するが、エサが取られることはない。水温が低く活性が低いだろうことは予測していたので、4ヒロから開始して深くしていく。
ハエ根の際を探っていくと5ヒロ半のところで30cmのグレが食ってきた。サイズは十分ではないが、まずまずだ。
5ヒロ半だとところどころで根掛かりしてしまう。やはりグレは底の方でじっとしているのだろうと思い、同じタナで狙ってみるがその1枚で後が続かない。
少し沖を狙ってみたり、左右に振ってみたりするがダメ。紀東全体的に水温が低く、グレはなかなか口を使ってくれないのかもしれない。
西の足場にいった人にはカワハギやガシラがきているようだ。休憩ついでに話してみると、カワハギが湧いていてエサが残らないとのこと。エサが全く取られない東側とは大違いだ。
しかし、カワハギが湧いているとしんどい。カワハギがいないだけでもましかと思い釣りを続行する。
それまでは潮がほとんど動いていなかったのだが、急に左向きに動き出した。こういう時は経験的に釣れだすような気がして、集中して攻めてみる。すると40cmほどのイガミが釣れた。
これはいいかもと思ってみたが、潮はすぐに止まってしまった。魚の気配は消え、エサは残ってくるようになった。
潮が動かないまま時間が過ぎていく。
しばらくすると沖に潮目ができ、左方向に動いているようだ。磯際では右向きの流れができ、右のワンドからの払い出しで沖に向かい潮目に合流するようになっている。払い出しの沖向きの流れは表層だけだと思われるし、磯際の撒き餌が沖の潮目に効いているとは考えにくいが、西側(右)の釣り人が流した撒き餌が効いているかもしれない。
足場の近くでは状況が芳しくないし、思い切って潮目を狙ってみることにした。
沖でウキはかなり見えにくく早アワセが難しいのでハリはいつものあわせちゃダメジナに変更。
潮目を狙うといってもなかなか上手くいかない。アタリがないまま時間が過ぎていく。リールをオープンにしてスプールの道糸を指でとめてアタリを待つ。久々に深夜に運転して疲れたのかウトウトしていると、指が道糸に弾かれたように思い目を覚ました。道糸がどんどん出ていく感じはないが、見てみるとウキがたしかに見当たらない。試しに竿を煽ると重みがのった。沖でかけたので安心してやり取りできる。というかそんなに強く引くわけでもない。またもや30cmのグレがやってきた。
その後はアタリが途絶えた。日が昇ってくるにつれて波が高くなり、西側の磯は洗濯機状態で真っ白になっている。こうなると仕掛けの操作が難しく、僕は苦手だ。
東側の足場の東向きに場所を変更しようとしたところ、12時半頃に迎えの船がやってきた。波風が出てきたので撤収ということらしい。仕方ない。
他の釣り場でも30cm台のグレは出ていたが、サイズはイマイチ。低水温のせいにしてみる。
僕の釣果は十分ではないが、一瞬動いた潮でイガミをあげたこと、潮目狙いで30cmとはいえグレをあげたことはよかった。次は大きなグレが来てくれることを願う。