三重県大紀町錦の磯釣り

三重県大紀町錦の磯でグレ、石鯛を狙います

11月26日 錦、カガミ


 11月26日錦へ。

本来の磯割りは米のまわりだが、眞精さんがお休みなので乗越や蛇島など東磯も行けるようだ。木生や双子はもう一つの渡船屋に割り当てられているらしい。

 

波はそれほどなく、米島か前の島に行くかと思っていたが、先約があるようだ。カガミが空いているとのことなのでカガミに行きますと伝える。

カガミはこれまで渡ったことがなく不安だったが、船首にいる常連さんに色々と教えてもらうことができた。何度か風呂で一緒になったことや、同じ磯に上がったこともあるせいか、僕の名前まで覚えてもらっているようでとても嬉しい。

 

錦 カガミ 東

カガミ 東

 ちょうどこの前に大きな沈み根がある。

錦 カガミ 東

カガミより東を望む コウスケ、水神と並ぶ

 

どうも昨日カガミでバラシが2発あったとのこと。磯に上がってみると沈み根のあたりにコマセの後がある。ここでバラシたのだろうか。

ただ沈み根周りを攻めるのは技術が入りそうだ。僕にはまだ難しいのかもしれないと思いながらも釣座に入る。

 

沈み根の西を中心にタナ3ヒロではじめてみるが、すぐにエサが取られる。根気よく続けていると20cmほどのグレが上がってきた。沈み根の少し沖をせめているとウキが沈み込みアワせたが根掛かり。根掛かりを外そうとして道糸を手繰り寄せて引っ張ったら、あっさり高切れしてしまった。

それまでBのウキでやっていたが、波がなく潮もほぼ止まっていて、ウキの変化が出ないままエサを取られていることもあり、0号のウキに変更した。軽い仕掛けに高感度のウキでアタリを逃さないようにしてみる。

 

しかし、やはりウキの変化が出ないままにエサが取られてしまう。厄介なエサ取りがいるのだろうか。磯際で25cmほどのイスズミがかかっただけだった。

潮はゆっくりと西向きに流れているようだ。迷った末に西側に移動することにした。シモリとの間の水道を攻めてみるが反応はない。満潮に近づき足場が危なくなってきたので元の釣座に戻った。

 

そろそろ弁当でも食べようと思い荷物の場所にいくと、弁当が破壊されている!!トレーが破れて食べ物の一部がなくなっていた。カラスなど鳥にやられたのだろう。弁当だけでなく、おにぎりは無くなっているし、袋詰の駄菓子も無くなっている。やられた。。。

 

気を取り直して沈み根と磯際の間でしばらくやっていると竿に重みがのった。かなりの重みがある。だが、走るような感じではなくコンコンと叩くような感じで、グレではなさそうな感じがする。上がってきたのは40cm超のサンノジだった。

その後も同じ場所を狙ってみるがダメ。エサがとられるばかり。

西向きの潮だから沈み根の東で狙ってみたらどうだろうとやってみるがこれも上手くいかず。元の釣座にもどった。

 

今までのところ潮がほとんど動いていなかったが、元の釣座に戻ると竿2本沖ぐらいでまずまずの速さの潮が流れ始めている。納竿まで時間は短いが、これはチャンスと思いその潮に狙いを定めた。

3ヒロから始めて深くしていくと4ヒロ半でアタリが出た。重みはまずまずだが、グレのような走りではない。イサキだろうかと思っていたところ、やりとりの途中で高切れした。

その後も同じポイントを狙ってみるが納竿の時間となった。今回はまともなものは釣れなかった。

違う磯では40cmの尾長が上がっていたが、東磯は全体的に潮が悪く、朝色々教えてもらった常連さんもカワハギばかりあげていたとのことだった。エサ取りの正体はカワハギだったのだろうか。

 

今回は反省すべき点があった。

釣果とは直接関係ないところで1つ。弁当の管理だ。磯の上で鳥に奪われるなんて考えもしなかったし、これまで無防備に食べ物を置いていたが、それではダメらしい。これからはキチンとバッグに入れて蓋をしておこう。

 

もう一つは高切れ。感触として今日のバラシは引く力が強いからバラシたのではなく、道糸の劣化が原因だと思った。そのバラシの前にも、根掛かりを外す時にあっさり高切れしている。「やけにあっさり切れたな」とは思ったが、特に対策もせずに釣りを続けてしまった。

普段道糸は1回の釣行ごとに竿2本分ほど切り詰めて、3~4回ごとに新しい道糸に巻き直している。今回は道糸を替えてから4回目の釣行だった。150mの道糸を75m2回分として使っていて多少節約になっているし、3回ごとに道糸を巻き直したほうがよさそうだ。

また、高切れした時点で道糸の劣化を疑い、磯上で道糸を切り詰めるのも一つの手だったと思う。次からはそうしてみよう。

 

あとは何度も釣座を変更してしまう点。これは前々から悩んでいて、一箇所をひたすら狙い続けるべきなのか、それとも見切りをつけて色々試してみるべきなのか、未だに方針を決められていない。

一箇所をひたすら狙い続けるべきだと教わったことはある。釣れる人は釣れるポイントで粘ると聞く。しかし、エサ取りに悩まされたり、アタリが全く無かったりするとついつい釣座を変えてしまう。今回のように潮が変わるとき急に釣れだすこともあるし、最初から同じ場所で粘っていたらと思う。

反省というかこれからも悩むだろうとは思うが、同じ場所で釣り続けるメリットを実感した。

 

釣果はイマイチだったが、道糸の件を含め良い勉強になる釣行だった。1つ1つ成長したい。

11月12日 錦、蛇島

11月12日錦へ。

今日は双子、木生の磯割り。眞精さんがお休みなので高ノ島や黒崎にも渡れそう。前日波があり、波が残っているかと思ったが、海に出てみると意外と波はない。風は強い。

 

東磯に行こうとぼんやり考えていたが、この波なら蛇島にも行けるんじゃないかと思い始めた。その時に他のお客さんが蛇島に行くと言うので、そのお客さんに一言断りを入れて蛇島に渡ることにした。


錦 蛇島

 蛇島の西より、ワンドと東を望む


錦 蛇島

 蛇島の西

 

今回も磯につける船の動きをよく見て潮の流れを予測してみる。若干だが東向きに流れているような気がしたので、蛇島の東に釣り座を構えることにした。予測通り潮は東に流れているようだ。

 

ハエ根があり、そこの際を狙ってみる。タナは2ヒロ半から開始。手のひらサイズのグレが2枚ほど上がり、その後はエサもとられず。タナを深くしていく。

 

3ヒロ半にしたところでまずまずの引き。
錦 蛇島 グレ

グレ30cm

よく走ってくれた。タモですくうほどのグレは何ヶ月ぶりだろうか。大きくはないが嬉しい。

 

同じ場所で続けて狙ってみると強烈な引きがやってきた。「おおっ」と思って竿でためたものの、とんでもない重みで一瞬でチモト切れ。

蛇島は以前にもこういうことがあった。常連さんも蛇島で何度もハリスを飛ばされているという。何の魚かもわからないが、強烈な引きに応じたい気持ちが出てきてしまった。

太仕掛けに変更することにした。普段の道糸2.5号ハリス3号から道糸4号ハリス4号へ。ハリス4号ならいけるに違いない。

 

太仕掛けで同じ場所を狙う。3ヒロ半では当たってこなかったので4ヒロにしたところ強烈な引きがやってきた。竿でためてみたがかなりの重みがある。5秒ほどは持ったが今度は道糸とハリスの直結部分で飛ばされた。負けた。。。

悔しい思いを胸に釣り続けるが、潮が止まりそれ以降グレは現れず。アイゴやベラなど外道のみ。

 

悔しさはあるが30cmのグレが釣れてよかった。見返してみると7月以降30cm以上のグレを釣っていないようだ。目標は口太50cm以上、尾長40cm以上ではあるが、とりあえずまともな大きさのグレを釣りたいと思っていた。この調子でグレのサイズアップを狙いたい。

 

今回4号通しの仕掛けを飛ばされてしまった。僕の腕前で釣り上げようとするならさらに仕掛けを太くするしかないのだろう。しかしそうするのが正しいのか?

正直4号通しの仕掛けはかなり扱いにくい。ラインメンディングは難しいし、仕掛けの張りも全然出来ていないように思う。特にこの日は風が強く扱いが難しかった。大体4号通しの仕掛けを飛ばすような魚は本当にグレなのか、でかいカンダイだったりイシダイだったりすれば余程仕掛けを太くしないと無理だろう。グレ狙いのフカセ釣り仕掛けで釣るのは無謀だと思う。

良型の尾長だと信じて4号仕掛けやさらに太い仕掛けで挑むのか、それとも正体不明の魚は諦めて対象外にして普段の3号仕掛けで挑み続けるか。どちらかを選択しなければいけないタイミングがきたように思う。

 

今の目標はさっき書いたように口太50cm以上、尾長40cm以上にしている。このサイズであれば、常連さんの仕掛けを聞いていると3号ハリスでとれているようだ。僕の腕前は置いておいて。

正体不明の魚を釣り上げたい、強烈な引きに勝負したい気持ちはあるが、とりあえず今は目標を優先して3号仕掛けで挑むことにしよう。以前蛇島で太刀打ちできなかった時は悔しかったが、4号仕掛けを飛ばされたことで諦めがついた。グレ狙いのフカセ釣り仕掛けでは無謀なのだと信じることにする。

正体不明の魚を釣り上げるべく5号、6号の仕掛けにして挑んでいる常連さんもいるにはいるようだが、今の僕はもっとフカセを練習すべきだと思う。3号仕掛けでこれからもがんばろう。

11月3日 錦、ワラウチ

2週連続の台風だった。さあ錦へ行こう。

 

他の方も同じ考えのようで今日はお客さんが多い。三連休というのもあるか。

木生、双子の磯割りであるが、今日は時期的に潮が高く、波もそこそこある。ワラウチに上がった。



錦 ワラウチ

 ワラウチの東 乗越を望む


錦 ワラウチ

ワラウチの東よりワラウチ西の階段を望む

 

最近、他の磯に船をつけている様子を見て潮の流れを判断しようと努力している。

沖磯につけている時にはあまりわからなかったが、トビワタリ、グンカンにつけている時には潮が東向きに流れているように見えた。というわけでワラウチでも東に釣り座を構えることにした。実際に東に行ってみると確かに東向きに流れているようだ。

 

まずは2ヒロ半から始めてみるがエサがとられる様子はない。前回まではエサ取りに悩まされていたが、ようやくエサ取りも休暇に入ったのだろうか。半ヒロずつ深くして様子を見ていく。

サラシの泡が潮に引かれて東向きに帯を作っている。潮受けゴムの入り方からして、海面だけでなく深い層でも流れているようだ。良い潮に違いない。

 

4ヒロで流していたところウキが消しこみ重みが伝わってきた。やりとり後半で一度右の根に潜られたが一呼吸置くと出てきた。

錦 ワラウチ ハマチ

ハマチ 46cm

 

グレではないがなかなか嬉しい。 

さらにハマチが回ってきているということは良い潮が入っているに違いないと思い、4ヒロで続けてみる。しかし、太陽が昇り日光が海面に反射してウキの様子が見えなくなってきた。ウキが見えないのは難しいと思っていたところ、ベールオープンにしていたリールから道糸が突然出ていく。アワせるとたしかな重み。
錦 ワラウチ マダイ
眞鯛 47cm

この大きさの眞鯛は初めてだ。嬉しい。

 

喜びも束の間、潮が止まってしまった。潮が止まった時にはベタ底を狙うようにしているが、ベタ底でもアタリが出ず。今度は西向きに潮が流れ出した。

悩んだ末にワラウチの西に移動した。ここは階段になっていて座りながらゆったり釣れる。

 

浅ダナから始めて深くしていくがアタリはない。フグが釣れてくる始末。となりのグンカンではハマチが上がっているがこちらはダメ。

最後にワラウチの東に移動してみたが、34cmのチヌが一枚だけ。微妙な大きさだし、ハマチ、眞鯛に比べるとチヌは味が好みではないのでキープするか迷ったが、針を呑まれておりエラを傷つけてしまっていたためその場で〆ることにした。

 

これまでは持って帰っても食べるのが大変だと思ってリリースすることが多かったが、エラの傷ついた魚などはリリースしてもちゃんと生きてくれるかわからないし、無駄死にさせるのは良くないと思うので最近は小さいもの以外はキープする方針に転換しつつある。そのほうがジンクス的にもいい?とも勝手に思っている。

 

ハマチ、眞鯛、チヌの3枚で納竿となった。

今回は僕にしてはよく釣れた方だった。相変わらずグレは釣れていないが満足のいく釣りだった。

反省点としては、潮がいい時にもっと攻めておくべきだったということだろうか。ワラウチでは東向きに流れる潮が本命と聞くので、このタイミングを逃さず潮目にどんどん撒き餌と仕掛けを入れていくと良かったのだろうと思う。この反省点に関しては、風呂で一緒になった常連さんにも教えられた。良い潮は逃すべきでない。

 

もともとは翌日も釣行しようと思っていたが、予想以上に釣れてしまって嬉しかったので帰ることにした。

グンカン、乗越でもハマチがバンバン上がっている状況を見て、釣行後にちゃんとしたクーラーボックスを買った。これまではお粗末なクーラーバッグだったので大きな進化だ。

次はグレを。

10月9日 錦、軍艦

前日に引き続き錦へ。

低気圧は東にあるので前日よりは波はましだろうと勝手に思っていたが、まだまだ波は残っている。

 

双子、木生の磯割りだったが、沖向きは上がれそうにない。ということで東磯に向かうが、こちらも乗越は厳しく、乗越の裏手にあるワラウチ、グンカン、トビワタリしか上がれない。僕はグンカンに上がった。


錦 グンカン

 軍艦 乗越の西を望む

 

グンカンは足場が安定しているし好きな磯だ。釣果はトビワタリとかワラウチの方がいいかもしれないが、グンカンは磯際が切り立っていて釣りやすい。

ただ見通しがいい分、身を乗り出すと魚に警戒されるとの噂があり、静かに釣ることにする。

 

沖磯は荒れていたが、グンカンはさすがに静かだ。時々乗越の西を越えた波がやってきて表層が地方向きに流れることはあるが安全そのもの。

今回の仕掛けは少し変更を加えた。ハリスを2ヒロ半から2ヒロに変えてみる。周りの人は意外とハリスが短いようなので僕も短くしてみた。

 

今日も今日とてコッパグレとの戦いである。サイズは全然上がらない。

潮は東から西へと緩く流れており、西側を攻めてみるが25cm程度のイガミがあがってきただけであとはコッパグレばかり。

 

西側の根にウキを奪われ仕掛けを作り直そうとしたが、いつも使っている3号のハリスが底をついていることに気付いた。この前買ったばかりだと思っていたが、予想外に使ってしまっていたらしい。

3号以上のハリスを使うことにしているが、他に持っているハリスは4号だし道糸2.5号に結ぶのはどうかと思い、道糸4号を巻いているリールを取り出した。

それに合わせて竿も2号の竿に変更。今回デビューの竿でその名もフリードISO 2号5.3m(宇崎日新)。周りの人たちはもっと高価な竿を使っているに違いないと思ってはいるが、人の道具にとやかく言われる必要はない。

普段は一つ格上の宇崎日新のイングラムISO 1.75号 5.3mを使用しており、フリードISOは号数も大きいし重たくなるかと思っていたが、IMガイドが先端だけになっていることやリールのバランスからかむしろ軽く感じる。

 

道具を変えたところで釣れてくるのはコッパグレばかり。手前にエサ取りを寄せるイメージで少し遠投してみるとやはりコッパグレが追いかけてくるが、一度だけ大きな引きがやってきた。やりとりを意識しながら丁寧に寄せて上がってきたのは35cmのイサギ。これまで僕の釣ったイサギの中では最高記録だ。


錦 グンカン イサキ

 イサギ 35cm

 

グンカンは地方よりの磯なのにイサギが上がってくるとは。想定外だった。

これは良い潮が入っているに違いないと思い同じポイントを狙ってみるがその後はダメ。イガミとイサギで納竿となった。

 

コッパグレに悩まされることが続いている。コッパグレの下には良型がいると信じて続けているが、なかなか上手くはいかない。エサ取りを分離しているつもりなのに深場にも沖にもエサ取りがいて付け餌がすぐにとられてしまう。

いつも潮受けゴムは針から2.5~3ヒロ程度のところに置いているが、もっと長くした方がタナまで付け餌を届けられるのかもしれない。色々試してみよう。

10月8日 錦、黒崎

10月8日錦へ。

太平洋に低気圧があり前日、前々日は波が高かったようだが収まることを期待してみた。

しかし現実は厳しい。

 

波が高いにも関わらず17人ほどのお客さんが来ている。米の磯割りだったので米の裏につけて何人か上がっていった。僕はというと水神2番かコウスケかに上がれたらいいなと思っていたが、波が高いうえに低気圧で海面がかなり上がっているらしい。結局磯割りの違う黒崎に上がった。


錦 黒崎本島

 黒崎 西側の南向き


錦 黒崎本島

 

はじめは東側にある高場で釣ることにする。コッパグレはたくさん。時々イスズミが上がってくるが良い反応はない。そのうち潮が少し引いてきて取り込みが厳しくなってきたので、西側の西向きに釣り座を構えた。

 

ここも変わらずコッパグレばかり。強烈な引きが来たがアイゴだった。波が高くサラシにウキと道糸がさらわれ、仕掛けの操作もうまくいかない。遠投してみてもやっぱりコッパグレしかこない。

 

最後に悔いのないようにと西側の沖向きに釣り座を構えたが状況は変わらない。25cm程度までのグレばかり。サラシの中もダメ、遠投もダメ。

結局良いグレには出会えず納竿となった。

 

釣果はイマイチではあったが、今回の目標は意識することができた。

目標というのも、前回やり取りがなかなかうまくいかずバラシを連発しているということについてよく考えたところ、竿を左右に倒すことで上手くやり取りができないかとの結論に至った。ここのところ竿をのされないようにということばかりを意識して竿の角度は保てていたのだが、いつも竿が真上を向いていて左右に倒せていないことに気づいた。バカの一つ覚えのように、毎回毎回竿を上に向けていた。これではダメなんじゃないかと。

 

根の場所と魚の向いている方向、そして取り込みたい場所を意識しながらやり取りをする、魚を誘導することが必要だと感じ、今回はその点を意識してみることにした。

簡単なコッパグレでも、無理やり真上に引き上げるのではなくて、左右に泳がせるようにして取り込む。自分の取り込みたい場所に誘導しながら取り込む。コッパグレばかりだと萎えてくるが、やり取りの練習には多少役立つ気がする。

 

次の日に望みをかけ眠りについた。

10月1日 錦、蛇島

10月1日錦へ。

 

双子の磯割りで、比較的波も穏やかだったので双子や木生に行こうと思っていたが、お客さんが多く何となく東磯に行くことにした。乗越に上がろうと思っていたが、船頭さんから「蛇島上げようか?」と提案され蛇島に上がることにした。

 

錦 蛇島

蛇島 沖向き

 

今回は仕掛けの投入時に少し引き戻して仕掛けを真っ直ぐにすること、それから半遊動仕掛けを使ってみることを意識することにした。

半遊動は普段全くといっていいほど使わず、固定仕掛けか全遊動のどちらかしか使わない。しかし、前回釣行時に同行した方から教わった、エサが取られなければタナを深くしていくという方法は半遊動の方が実現しやすいと思い試してみることにした。

半遊動はシモリ玉を使うもの、固定仕掛けや全遊動にするのが面倒くさいというイメージから敬遠していたのだが、なるほど結びというウキ止めの結び方を知りこれなら半遊動もありかもと思い始めたのだった。

 

前回蛇島に行ったときにバラシたポイントで釣ることにする。釣り始めは撒き餌をまかず刺し餌だけ投入してみる。撒き餌していないのに刺し餌は取られ、コッパグレが釣れてくる。強い引きが来たと思ったらイズスミだ。40cm弱のイズスミの引きはかなり強くて楽しめたが、魚影が見えた時のがっかり感はある。

一度いい引きに出会ったがバラシてしまった。コッパグレの下には良型のグレがいると信じてしばらく同じ場所で釣り続けるも状況は変わらない。大量のコッパグレを釣り上げ、このポイントは厳しいと感じ東側に移動することにした。

 

東側は少し様相が異なりコッパグレは少なく今度はアイゴが釣れてきた。アイゴが釣れてくる。仕掛けが立ちすぎているのかと思い完全フカセにしてみたり、ガン玉を少なくしてみたりするが、今度はコッパグレが釣れ始め、やはりコッパグレだらけに。コッパグレの下には....!と期待するも一投ごとにコッパグレが釣れ、撒き餌が明らかに効いていない場所でもコッパグレが釣れるとなると辛くなってきた。

 

結局コッパグレ大量、バラシ一回で納竿となった。

目標は結構意識できていたと思う。ウキ止めのなるほど結びにも感動した。軽い仕掛けを使うグレ釣りに特化した素晴らしい結び方だ。半遊動に加えて、仕掛けが馴染んだらウキが沈むように調整してもおもしろそう。

前回釣行時に魚を掛けた時に竿がのされている状態になったことがあったので、その点も反省してアワセの時にいいポジションに持っていけるよう前もって道糸を水面に浮かべるようにした。デカめのイズスミを掛けた時にも常に良い角度で竿を保てたと思う。

 

このところ釣果がイマイチだ。30cm以上のグレをしばらく釣っていない。かけてもよくバラシている。

今回のバラシは磯際の根に突っ込まれてハリス切れだった。リールを巻こうにも重くて巻けず、そこから潜られた感じ。竿は良い角度で保てたと思うが、まだまだやり取りは慣れていない。基本的にはポンピングしない方がよいと思っているのだが、今回のやりとりでは相手が走っていない時にもとにかく重くて巻けなかったのでポンピングしてもよいのかもと思った。どうしようも無い時にはポンピングを試してみよう。

バラシを経験するうちにいつかとれるようになると信じて頑張る。

9月10日 錦、高の島西

前日に引き続き錦。

ともに宿泊した常連さんと一緒に高の島の西に上がることになった。


錦 高ノ島 西
沖には左から順に米、双子、木生が並ぶ


錦 高ノ島 西
西を見ると根がきつい

錦 高ノ島 西

ワンドになっているところは比較的浅いようだ

 

普段は全遊動の仕掛けばかり使っているが、前日常連さんに色々教わったこともあって、気分新たに固定式完全フカセから開始してみる。

コッパグレはぽつぽつ釣れてくる。潮は西向きに流れていて結構速い。ひとつ東側に上がったカゴ釣り師のウキが目の前を通り過ぎていく。

 

足元から攻めてだんだん沖にしていくが、流れが速くなかなか難しい。ウキを3Bにして重ための仕掛けでやってみるも反応はなし。

磯際に戻ってやってみるが、今度は根掛かり頻発。西向きの流れにのって根に吸い込まれてしまう。

辛抱してやっていると30cmほどのグレがかかったが、水面に姿を見せてから再度突っ込まれ針ハズレ。悔しい。

 

常連さんも今日は潮が難しいと言っていた。といいつつもちゃっかり25cmほどではあるがグレをキープしている。「気合です」との一言。

 

今回の反省点はガン玉使いだろうか。潮が速いのならハリスに段打ちすることを試してみてもよかった気がする。以前はハリスにG6の3段打ちをよくやっていたが、最近は打つにしてもハリスの真ん中に打つだけでになっていた。もっと色々ためそう。

 

久々の1泊2日の釣行で楽しかった。釣果は芳しくなくても夏~秋は経験を積むことを大事にしたい。