三重県大紀町錦の磯釣り

三重県大紀町錦の磯でグレ、石鯛を狙います

1月20日 錦 水神2番

久しぶりの上物で、この1週間グレのことばかり考えていた。

去年の5月ぶりだ。

 

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錦 水神2番

左手に水神本島が見える

 

水神2番に上がった。この磯は2回目。

磯際から水深があるが、正面のすぐ右手にはハエ根があるので取り込みには注意する。

 

朝は真潮で、正面の磯際から少し左に流したところで、4ヒロ半のタナで25cm程度のグレがやってきた。小さくてもしっかり走ってくれる。

続いて同じポイント、4ヒロ半のタナで32cmのグレ。こちらもよく走ってくれた。浮いてきたと思ったらまたギューンと竿を絞り込んでくれる。磯際の根にはりつかれたが、少し待ったら出てきた。

 

弁当船がきたあたりで潮が止まる。エサも残ってくる。集中力も切れてきたので弁当休憩とした。

そのうちに潮が底潮にかわった。潮は右に流れ、右側のハエ根の磯際に撒き餌がたまっていそうなので、そこを中心に狙う。ただ、右側はサラシが出ていてウキの操作が非常に難しい。なので2つのサラシの間を狙うようにしてみた。

タナは同じく4ヒロ。少しウキがしもったところをあわせると、35cmのグレだった。ファイトが楽しい。

だんだんと波が高くなり、サラシがきつくなる。ウキの操作は難しく、ウキを3Bにして一気に沈めてみたりしたが、アタリはなかった。

 

また潮がかわり、ゆっくりと左向きに、また足元から沖へ払い出すような流れとなった。流れに乗せて沖に流してみても、アタリはない。このあたりの沖はどうなっているのだろうかと気になる。底に変化があればあたってきそうなものだが、タナが間違っているのだろうか。

磯際で左向きに流していると39cmのイガミがあたってきた。引きはイマイチ。

沖向きの流れで遊びながら納竿となった。

 

錦 水神2番

 

今回は久しぶりの上物とあって、色々と考えて釣りにのぞんだ

以前上物をやっていたときボウズもよくあった。30cmを越えるグレを釣ったことなんて両手が数えられるぐらいだろう。グレに食わせるための工夫をしなければいけない。

これまでは3号ハリスに8号針の仕掛けでずっと通していたが、グレに食わせるためには針を小さくした方がよいのではと思った。7号を中心に、食わなければ6号などに落としていく。「ハリス落とさず針落とせ」の格言(?)通りハリスは3号のままがんばる。

オキアミもサシエはできる限り小さいのを使う。針にかけられる範囲で一番小さいものを使った。

さらに仕掛けの流し方を変えた。アタリを待つのではなく、こちらから仕掛ける。積極的に仕掛けを張る、緩める、誘う。集中して、小さなウキの動きでもアタリだと思ってアワセにいく。上手な人からすれば当たり前のことかもしれないが、僕にはそれができていなかった。

 

久々の上物だからだろうか、それとも集中していたからだろうか、かなり疲れた。半日の間ずっと仕掛けに集中するのは神経が持たない気がする。慣れるまでは適度に休憩をはさみたい。

でも、色々と考えたことが結果につながった気がする。この日はどこの磯も不調で、水神本島でも3人でようやくグレ1枚という結果だったらしい。その中30cm台のグレ2枚にイガミ1枚は我ながら上出来だと思った。

楽しかった。

1月12日 錦 乗越 石鯛釣り

先週乗越でエサを撒いたこともあって、乗越にどうしても行きたかった。

今回はヤドカリを阿曽浦で入手してみた。

 

錦 乗越 石鯛釣り

錦 乗越

 

竿を出す場所は先週と全く一緒の場所にした。前回と同じく、右側の竿は小針にしてみた。

相変わらずエサ取りは多くヤドカリの腹はすぐに食われるが、ほかの部分はそのまま残ってくる。しばらくおいてみても本命のアタリはなし。

アタリがないまま弁当船がきた。その後右側の竿でカウンター27.6m、エサはヤドカリの頭を上向きにつけてその上に爪をつける、エサ取りのようなアタリだが穂先を叩き、舞い込みそうになる。舞い込んでくれるか....石鯛釣りを始めて舞い込みの経験はまだ少ない。心臓がバクバクする。

何度か叩いたあと、舞い込んでくれた。31cmのイシガキ。

その次に同じポイントに投げるとまた舞い込んだ。34cmのサンバソウ。

錦 乗越 石鯛釣り

 

小さくても舞い込んでくれた。それだけでも満足だ。

そのあとも同じポイントに投げ込んでみるが、アタリは途絶えた。

 

30cmちょっととはいえ、1日2回の舞い込みを見れた。嬉しい。

今シーズンは石鯛釣りをおしまいにしようと思う。フカセ釣りをしている人々をみると、フカセ釣りがしたくなってきた。石鯛釣りは春になってからにしよう。

1月6日 錦 乗越 石鯛釣り

ここのところ錦に行けていなかったのだが、新年初釣りは錦から始めたくなった。

電話で聞いてみると石鯛はフカセの外道でかかってくるらしい。底物釣りではあまり期待できないかもしれないが、それでも久々に錦に行きたい。しかも底物釣りがしたい。

 

大内山のエサ市場では底物のエサはすべて在庫なしとのことだったので、阿曽浦までエサを調達しにいく。サザエを使いたくなったのでサザエにした。撒き餌をしたほうがよいかと思って、撒き餌のデカバンも買ってみた。

錦 乗越 石鯛釣り

 

船着き場すぐ西で竿を出す。ポイントは足元のカベと聞いているのでカベに仕掛けを這わせてみる。海に向かって右側の竿は13号や12号など小針を使うことにしてみた。

エサ取りのアタリはまずまずある。舞い込む気配はなく、サザエは白身のなかでもやわらかい部分だけとられて、赤身は丸々残ってくる。カウンター23m~24mあたりでエサ取りのアタリが多いので、そこで狙ってみるが本命のアタリはこない。

 

弁当船がきて、足元でアタリがなかったらちょっと投げてみてもいいかもとのことだったので、投げてみたりもした。45mほどにカケアガリがあるのでそこを狙ってみるとエサ取りに一瞬でやられた。

足元のカベとちょい投げで続けてみるが本命のアタリはなく納竿となった。

 

足元には撒き餌のデカバンも含めてかなりエサを撒いたので次の週はもしかしたら石鯛が寄っているかもしれない。また、足元23~24mのカベを重点的に狙っていたが、28mあたりが底になっているので、底付近を狙ってみてもいいかもしれないと思った。

12月16日 見老津 中崎 石鯛釣り

釣り自体はいけていたのだが更新が億劫になっていた。阿曽浦にも串本にも隠岐遠征にもいっていた。

何よりボーズばかりだったのがいけない。

11月には隠岐遠征で真鯛70cmを外道で釣り上げたが、それ以外は全くだった。

 

12月16日は友人と2人で見老津の酒井渡船へ。最近は友人と行くことが多く、南紀に行く回数が増えた。

磯割りは中崎・ゲタで、我々は中崎にあがった。

 

石鯛のポイントは船頭がしっかり教えてくれる。シモリのある場所まで船を移動させて「ここのシモリを狙え」といってくれる。

左に見える島の少し右手前にシモリがあるらしい。そこを狙ってみることにする。

底取りをすると、着水25m着底35mほどから引いてくると28mまではかなり急なカケアガリになっている。スプールフリーにするとカケアガリの底まで落ちていってしまうほど。

28mでカケアガリが終わり、ここがシモリの頂上になっているようだ。

 

カケアガリの途中ではアタリなし。阿曽浦の常連に教わったようにシモリの頂上にエサを置いてみると、アタリが出だした。ウニも芯まで取られることもある。エサ取りだとは思うが。

前回の釣行で石鯛釣りの先輩に、針のサイズを落とすと良いときもある、と教えられていたので、今回の釣行では普段使っている15号の針以外に、14号、12号までもってきた。さらに、邪道かもしれないがウニマムシ仕掛けまで持参してきた。

小針にしても結果は変わらず。

ウニマムシ仕掛けにすると積極的にアタリが出てくる。

 

ウニマムシにすこしまともなアタリがきた。竿先がきゅーっと絞り込まれるがもとに戻る。また同じように絞り込まれ、もとに戻る。

舞い込むことはないが、竿先の動きは続いている。かなりの時間待ってみたが小さなアタリが続いている。ガシラかフグかなにかがかかったのだろうかと思って仕掛けを回収しようとすると、重みはある。でも引かない。やはりガシラかフグか。。。

と思ったらイシガキダイがついていた。ウニマムシの孫バリにかかっていた。

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石鯛でなくとも、ボーズを打開できたのは嬉しい。

そのあとも同じポイントにエサを置いてみるが、舞い込むことはなかった。

 

今年はこの釣行で竿納めとなった。結局石鯛釣りをはじめて外道以外は10回以上ボウズが続き、ようやくイシガキダイ1匹のみゲットできた。

来年4月から転勤になる関係で、錦に行けるとしたら来年3月までが最後のチャンスとなりそうだ。石鯛釣りで錦に行くことはもうないかもしれない。

来年こそは石鯛を釣りたい。フカセ釣りはどうしよう。今はとにかく石鯛釣りがしたいが、冬の間も磯に立ちたいし、冬の間だけグレ狙いにしようか。冬は石鯛釣りのシーズンではないとはわかっているが、石鯛の置き竿の横でフカセ釣りしてみてもいいだろうか。

9月22日 錦 大石

錦へ。

双子や乗越に行けないかと思って渡船に乗ると、波が結構あるようだ。常連さんと二人で双子にあがるかと言われたが、取り合いになるのと、波が高くて磯に飛び移るのが怖くなったので常連さん一人に譲り、僕は大石にあがることにした。

 

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錦 大石 沖向き

 

ポイントを船頭に尋ねると沖に見えるシモリの手前に投げてくれとのこと。やや右寄りのほうがいいかもとのことだった。

写真に見えるシモリの手前に投げる。今回底取りはしなかったのだが、あとから考えると底取りすべきだったと思った。

エサはヤドカリ。エサ取りはまずまずいる。ヤドカリ本体と爪を針につけて仕掛けをおいてくる。エサ取りのアタリがちょくちょくあるが、爪はしっかり残ってくるし、場合によっては本体の中身だけ吸われて殻だけ残ってくる。

状況を変えようとバフンウニを取り出す。左側の竿から28mのポイントでエサ取りとは違うようなアタリがあった。穂先は沈んだまま戻ってこない。少し待ってみたが変化なし、回収してみるとバフンウニの硬い殻が少し割られていた。ただのエサ取りだったのだろうか。同じポイントに投げてみるがアタリは続かず。

 

途中、シモリの正面から投げられるように、右側の釣り場に移動してみたが、波をかなりかぶってしまうため、写真の位置に戻った。

 

その後もアタリはなし。エサ取りばかり。ヤドカリの本体は取られるが、爪にはなんのアタリもない。

エサ取りに辟易して本体を針金でぐるぐる巻きにして投げ込んでみる。エサ持ちがよくなり、穂先がグンと沈んでくれるようにはなったが、本体の中身だけ吸われてかえってくる。

 

今回もボウズのまま納竿。

やはり底取りをすべきだったと思う。思い返しても底のイメージがはっきりしない。地形をみると、シモリとの間のどこかに溝があるはずで、その前後にカケアガリがあるはず。その溝かカケアガリを攻める方がよかった。初めての磯では焦らずに底取りをするようにしよう。

9月16日 串本須江 湾内磯

今回は師匠と二人で串本須江へ。半夜で行くことになった。

太平洋に台風があり、波が高い。串本までの道中でもかなり波がある。

 

師匠と二人だけを乗せて須江港を出た渡船は通夜島との水道を越えて湾内磯へ。名前はわからない。

上がってまず目についたのは磯の上に横たわるウツボ。磯の上には放置しないでいただきたい。

 

底取りをすると24mから20mほどまでカケアガリになっているよう。そのカケアガリを中心に釣ることにする。

まともなアタリはない。アタリもないままエサのガンガゼがとられている。石鯛を寄せようと思って、潮上に撒き餌もまいてみるが時間だけが過ぎていく。

 

22mにおいていたガンガゼにアタリがあり、竿が舞い込む。一度穂先が戻ったがもう一度海中に突き刺さるように穂先が動いた。

初めての舞い込みだ。アワセのタイミングを師匠に聞きながら合わせた。竿に重みは乗ったが、引きは強くない。重さはある。

初めての舞い込みに心臓をバクバクさせながら寄せてくると途中で重みが消えた。針ハズレだ。針にはウニの芯が少し残っている。アワセのタイミングがまだ早かったのだろうか。それともアワセが弱かったのだろうか。ただ、引きが弱かったので石鯛ではなくイラじゃないだろうかと師匠が言う。

 

同じポイントで釣りを続けてみるがアタリは途絶え、日没を迎えた。

今回は半夜で釣るということもあり、なんちゃってクエ釣りもすることにした。エサはメジカとムロアジ。もちろんクエ用のピトンもないし、竿も石鯛竿のまま。ハリスだけは36番7本撚り、針は30号のクエ針に変更してみた。

日没の前から撒き餌をしておく。

アタリはちょくちょくあるが、おそらくエサ取りだろう。ウツボが針がかりするわけでもなく、特に何も異状ないまま納竿を迎えた。

9月2日 但馬三尾 黒島 石鯛釣り

太平洋上に台風があり、紀東は船が出せないよう。

それでも仕事の関係で釣行できる日は限られている。日本海に行くしかない。

 

但馬三尾のみよし丸さんに電話を入れると磯に行けるとのこと。バフンウニも用意してくれるようで、60個注文した。それに加えて予備兼撒き餌として冷凍バフンウニ30個も持参した。

みよし丸さんのバフンウニは1個40円ぐらいのようだ。

 

磯についてみると車だらけ。2番船まで出るとのこと。どうも青物やアオリイカの調子がよいらしい。

 

渡った磯は港からすぐ近くの黒島。

但馬三尾 黒島

但馬三尾 黒島

 

船頭からは、できるだけ沖側で竿を出すようにとのこと。

竿は2本出し。底取りしてみると磯際を含めて着水点から10m前後水深がありまずまず深いようだ。19~16mあたりはカケアガリとなっているよう。あとでわかったのだが、16mで頂点になって、そこから手前は3mほど落ち込むようになっていて、溝のような形になっているらしい。さらに手前は際がえぐれているのかカベになっているのかわからないが、竿下はストンとオモリが落ちていく。

 

バフンウニは3個掛けとして、エサがずれないようにストッパーを使った。ストッパーは瀬ズレ仕掛けに用いているクッションゴムを小さく切って爪楊枝をさす形にしてみた。取り外しもまずまず簡便で使い勝手がよい。

バフンウニの上の2個は殻を割っておいた。

 

はじめは18m前後のカケアガリを狙うことにしたが、全く生命反応がない。ごくまれにエサ取りのアタリがあるが、ほとんどはエサがそのまま残ってくる。

ちょっと遠くに投げてみても結果は同じ。全く生命反応がない。ヤドカリを持ってくればよかったのだろうか。

 

しばらくして竿下に溝が走っていることに気づいた。16mから手前に引いてくると一気に19mまでオモリが落ちていく。ここを狙うべきなのではないかと思い、溝を中心に狙う。15mほどでちょっとしたアタリが続いたが、本命ではなさそうだ。しかし、他の場所が渋いこともあり、この溝がポイントなのだろうと考える。

 

バフンウニの殻を大胆に割ってみたり、撒き餌をしてみたり、エサを底に這わせてみたりと工夫してみるが、厳しい。生命反応がなさすぎる。

アタリのないまま納竿となってしまった。

 

あまりエサが入っておらず、石鯛が寄っていなかったのだろうか、潮が悪かったのだろうか。たしかに潮はほとんど動いていなかった。

はやく錦に行きたい。